冬は、一年で特に乾燥しやすいシーズンとして知られています。では、なぜ気温が下がると空気が乾燥するのでしょうか？実は空気の中には水蒸気が含まれており、空気の中に含むことができる水蒸気の量には限りがあります。気温が下がると、水蒸気を少ししか含むことができなくなるため、結果的に空気が乾燥してしまうのです。

また、寒い時期は暖房やヒーターが欠かせませんが、これも乾燥を加速させてしまう原因に。もともと水蒸気が少ない空気を暖房やヒーターによって暖めることで、さらに湿度が下がり乾燥してしまうのです。

このように、寒い時期は屋外も室内も乾いてカラカラ！これに加えて、寒いからと熱いお風呂やサウナを習慣にしてしまったり、必要以上の厚着で温めすぎてしまうことで、乾燥がますます進行し、結果的に肌はカサカサ、粉ふき状態に……。さらに、メンズ肌にはもう一つ、乾燥を悪化させる原因となる生活習慣があります。それが日々のシェービングです。

花王が男性を対象にシェービングの頻度について調査をしたところ、「ほとんど毎日」と回答した人は53.6％、「2～3日に1回くらい」と回答した人は27.4％。このデータから男性の約8割が3日に1回以上の頻度でシェービングをしていることがわかりました。

日々のシェービングによる、ひげのお手入れは、身だしなみを整えるために欠かせないもの。でも、実はシェービングにより「角層」の一部分を削り取ってしまい、肌に大きな負担となってしまうことがあるのです。角層は乾燥など外部の刺激から肌を保護したり、肌内部の水分を守ってくれる役割を担っており、この角層の一部分を削り取ってしまうことで肌荒れやカサつきなど、いわゆる「カミソリ負け」を起こす可能性もあります。

特に冬場は、ただでさえ乾燥している肌にシェービングでさらに負担をかけてしまうことに……。このように、メンズ肌は女性以上に乾燥に対するケアが必要ともいえるのです！

顔の肌の状態で気になるところを聞いたところ、2人に1人が「乾燥」と回答。「脂っぽさ」や「テカリ」に大きく差をつけ、「乾燥」が断トツの1位となりました。また、「乾燥が気になる」と回答した人の約3割が「とても気になる」と回答しています。

冬は感染症対策や寒さ対策で日常的にマスクをすることもありますが、マスクで覆われている部分は覆われてない部分に比べて肌のバリア機能が低い状態であることがわかっており、肌の水分が逃げやすいために、乾燥を感じやすいことが考えられます。

マスク生活も乾燥が気になる要因の一つになっているのかもしれません。

次に、顔の肌の乾燥対策についても聞いてみました。

「化粧水・ローションを使う」と答えた人が65.7％いる一方、「乳液」や「クリーム」を使用している人は全体の3割程度という結果に。顔の肌の乾燥を気にしていながらも、多くの人が「化粧水・ローションだけ」に頼ったケアで済ませていることがわかりました。

乾燥シーズンのピークは、残念ながら化粧水やローションだけでは保湿が十分に追いつかない可能性も……。乾燥で負担のかかった肌には、乳液やクリームをプラスして、いつも以上に保湿を徹底するよう心がけましょう！

スキンケアにタオルマスクのワンステップを追加することで、化粧水などの馴染みが良くなり、肌が整ってメイクのりにも良い影響が期待できます。“理想の肌”へ近づくためにも、冬には冬の重点的なスキンケアを意識してくださいね。

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vol.2 メイクで肌悩みをカバーしよう
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