メンズの洗顔・スキンケアの正しいやり方は?洗顔・スキンケアを見直そう!

MEN'S CARE & MAKE vol.1 洗顔やスキンケアを見直そう MEN'S CARE & MAKE vol.1 洗顔やスキンケアを見直そう

メンズの洗顔・スキンケアの正しいやり方は?化粧水や乳液は必要?
毎日の洗顔・スキンケアを見直して理想の肌を目指そう!

毎日の洗顔やスキンケア、なんとなく自己流でやっているけど「これって正しいのかな……」なんて不安に感じていませんか?間違った洗顔やスキンケアは肌に負担をかけるだけでなく、肌トラブルを引き起こしてしまう可能性も……。“なりたい理想の肌”を目指すには、まずは毎日の洗顔やスキンケアを見直すことが大切なんです!

今回は「メンズの洗顔・スキンケアの正しいやり方」や、「化粧水・乳液などのスキンケアアイテムの順番」を紹介します。
写真にもばっちり映える“魅せ肌”への第一歩を、ここから踏み出そう!

メンズのスキンケア、みんなは何を使っている?メンズ肌の特徴も解説!

化粧水・乳液の使用率や、メンズ肌のお悩みを調査

花王ビューティリサーチ&クリエーションセンターが10~50代のメンズを対象におこなった調査では、洗顔料の使用率は4割程度。使用率が比較的高い20~30代にしぼって見ても6割に満たない結果となりました。
洗顔料以外のスキンケアアイテム使用率においては、どの年代も3割以下という低い結果にとどまりました。まだまだメンズには、スキンケアが普及していないのかも?また、顔の肌悩みは1位が「べたつき・脂っぽさ」、2位が「乾燥・かさつき」でした。

男性のスキンケアアイテム(普段、使用しているスキンケアアイテム)の使用率のグラフ
男性の顔の肌悩み(複数回答)のグラフ

メンズの肌がべたつく・テカる原因は、“皮脂量が多い”から!?

メンズ肌は、女性の肌に比べて「皮脂量が多い」のが特徴です。また、女性は年齢を重ねて皮脂量が減るのに対し、メンズ肌では年齢による皮脂量の減少傾向は見られません。これは、皮脂腺を活性化させるといわれている男性ホルモンの影響や、脂っこい食事を好む傾向があることなどが原因として考えられています。べたつく・脂っぽい・テカるなど、メンズ肌のお悩みも納得です。

男性と女性の皮脂量の違いのグラフ
皮脂量(額)の年齢変化のグラフ

また、メンズ肌の水分量は女性より少ない傾向にあり、特に口もとの水分量は男女で大きく差がでる結果となりました。理由としては、日常的にスキンケアをおこなう習慣があまりないことや毎日のシェービングの影響が考えられています。

男性と女性の角層水分量の違いのグラフ

女性よりも皮脂量が多く、水分量が少ない傾向にあるメンズ肌だからこそ、毎日ちゃんとスキンケアすべきなんですね!

  • 各グラフはKao Beauty Brands Play Park きれいのレシピ「何から始める?メンズスキンケアの基本」より引用

スキンケアのステップは「洗う」→「保湿」。正しいやり方をチェック!

忙しい朝にも使いやすい「ジェル洗顔料」がおすすめ

まずは、正しい洗顔方法から解説します。洗顔で大切なのは、汗や皮脂を取り除いて肌の上に汚れのない状態をつくること。夜、その日の汚れを落とすのはもちろん、寝ている間にたまった汚れや皮脂を「朝にしっかり落とすこと」も重要です。

実は、朝の洗顔時、水だけの洗顔では顔についた皮脂を約6割しか落とせていない、というデータも……。一方、洗顔料を使用すれば約9割も落とせることがわかっています(花王調べ)。不要な皮脂をしっかりと取り除くことで、その後のスキンケア効果も高まるんです。

落とせる皮脂のグラフ
  • グラフはKao Beauty Brands Play Park きれいのレシピ「朝洗顔が必要なワケと肌悩み別洗顔テク」より引用

とはいえ『朝はとにかく時間がない』『ギリギリまで寝ていたい』という方も多いはず。そこでおすすめしたいのが、泡立て不要の「ジェル洗顔料」!顔にやさしくなじませるだけだから、忙しい朝でもしっかり洗顔できるんです。

今回は「ジェル洗顔料」を例に、正しい洗顔のやり方を紹介していきます。

【How to 洗顔】

1顔をぬらしてから、手のひらに適量の洗顔料を取ります。

2「額・両頬・鼻・あご」に円を描きながらジェルをおきます。

3両手のひらで顔全体にやさしく丁寧になじませます。

4ジェルが軽くなったら丁寧に洗い流します。

5すすぎ残しがないか確認しましょう。

6こすらないようにやさしく丁寧に拭きます。

\こんな洗顔方法はNG!/

  • 力を入れてゴシゴシと洗う
  • 小鼻やあごのくぼみなど細かい部位に触れておらず、洗えていない

つづいて、洗顔後の保湿ケアのやり方を紹介します。洗顔のあとは、化粧水などのスキンケアアイテムを使って、しっかり丁寧な「保湿」を心がけましょう!

【How to 保湿】

1手のひらに適量の化粧水を取ります。

2小さな円から大きな円になるように広げると、こぼさずに手のひら全体に広げられます。手のひら全体に化粧水を広げておくと、顔全体にムラなく塗ることができます。

3手のひら全体を使って顔全体に塗っていきます。皮膚を引っ張らないようにやさしく、「頬→額→フェイスライン」に塗っていきます。

4「目まわり、鼻まわり、口まわり」にも丁寧になじませて、塗り漏れがないようにします。首筋にもなじませます。

5最後に、手のひらでやさしく押さえるようにハンドプレスをします。
「額→あご→フェイスライン」と包み込むように押さえましょう。

化粧水で肌を保湿したあと、うるおい不足が気になる場合は美容液や乳液をプラスします。

基本ステップは 化粧水 → 美容液 → 乳液orクリーム の順番です。

乳液やクリームは、油分を補ってうるおいの蒸散を防ぐ役割もあるので、スキンケアの仕上げとして塗るのがポイントですよ。最近は美容液と乳液が1つになったアイテムや、1本で多機能なオールインワンタイプもあります。アイテムごとに決められたステップや用法を確認するようにしましょう。

しっかりメイクもきちんと落とす「メイク落とし」の正しいやり方

最近はメイク落としやクレンジングを使わず、洗顔料だけで落とせるメイクアイテムもありますが、基本的にはメイクをしたら、クレンジングできちんと落とすことが大切です。また、UVカットアイテムやコントロールカラーなどでも、アイテムによっては洗顔料だけで十分に落ちないことも……。メイク残りがないよう、丁寧にクレンジングしましょう。

今回は、やわらかくとろける「バームクレンジング」を使ったメイク落としのやり方を紹介していきます。

【How to メイク落とし】

1適量のバームクレンジングを乾いた手のひらに取り、手のひらで円を描くようになじませます。

2手のひらで覆うように「頬内側→フェイスライン→額」と顔全体においていきます。

3「額→鼻→鼻の下→あご→頬」の順番でなじませていきます。

4バームが軽くなりメイクや汚れとなじんだら、ぬらした手で円を描くように「あご~頬、鼻~額」に手のひら全体でやさしく2~3回触れて、乳化させます。顔全体が白っぽくなったら乳化完了です。

5全体が乳化したら、水またはぬるま湯でしっかりと洗い流してください。

まとめ

  • 女性よりも皮脂量が多く、水分量が少ない傾向にあるのがメンズ肌の特徴
  • 朝夜の洗顔で、余分な皮脂をオフ
  • 洗顔やシェービングのあとは、スキンケアで肌にうるおいを与えよう
  • 乾燥やカサつきが気になったら、美容液・乳液などもプラスして
  • メイクをした日はきちんとクレンジングをしよう

さっそく今日から正しい洗顔とスキンケアを実践して、“理想のなりたい肌“を目指そう!