眉の整え方のコツとは?メイク初心者でも簡単アイブロウ&アイメイク
メンズ眉をバランスよく整えて、垢ぬけた印象にチェンジ!眉の整え方のコツとは?メイク初心者でも簡単アイブロウ&アイメイクのテクニックを紹介
メンズメイクのファーストステップとして「アイブロウ」や「アイライナー」にチャレンジしてみませんか?目もとがキリッと引き締まるだけで、全体の印象が一変!アイシャドウのように色をプラスしない分、“いかにもメイク”な感じがなく、見た目はあくまでもナチュラル。それでいて、ぐっと垢ぬけた印象に仕上がるんです。
シックなワントーンコーデや、Tシャツ&ハーフパンツのようなシンプルコーデの時には特におすすめ!今回は眉の形の整え方、初心者でも簡単にできるアイブロウ&アイラインの描き方を紹介します。
INDEX
眉が変われば、印象も変わる!
目もとキリッ、でもナチュラル!眉&アイラインの描き方
目もとをアップデートして「今日イケてる顔」に!
眉が変われば、印象も変わる!
眉の角度やバランスが、表情や印象を大きく左右する
あなたの眉は今どんな形をしていますか?「目は口ほどに物を言う」と、ことわざにもあるように、目もとは言葉以上に感情や気持ちを物語るといわれています。特にマスクで口もとを隠している状態では、眉の角度、眉と目の開き具合で表情がずいぶんとちがって見えるんです。
■眉によって表情がちがって見えるイメージ図


眉尻に向かって下がる眉は「困っている表情」に、眉尻に向かって上がる眉は「怒っている表情」に見える他、眉と目の間隔が開いているかどうかや、左右のバランスによっても印象は大きく変わります。
さらに、眉下に毛が生えていることで下がり眉に見えてしまったり、眉毛がボサボサで逆立っていることで上がり眉に見えてしまったり。眉の形だけでなく、毛の長さや毛流れも眉の見え方に影響します。
つまらなさそうに見られたり、機嫌が悪そうに見られたり、「怒っている?」って聞かれたり……、意図しない印象をもたれてしまうのって、もしかすると眉のせいだったりするのかも?!
まずは鏡で自分の眉の形や角度、左右のバランスをチェックしてみましょう!
女性の眉に比べて、メンズ眉は面積が広い
実は男性と女性とでは、眉毛にちがいがあるんです。花王BRCC、花王メイクアップ研究所では男性と女性の顔のデータを収集し、「男女の平均顔」を作成しました。その結果、メンズ眉の方が約1.5cm長く、縦の幅は約4mm太く、面積も2倍以上あることがわかりました。
■男女の平均顔:目もとの比較

■男女の眉の計測結果

つまりメンズ眉は、女性の眉よりも面積が広い分、第一印象に与える影響が大きいとも考えられます。さらに、普段から色味を抑えたワントーンコーデやシンプルな服装を好んでいるメンズなら、なおさら目もとに視線が集中しやすく、眉の果たす役割は重大!
毛の生え方や元々の形をきれいに整えることはもちろん、“どんな自分になりたいか”、“どう見られたいか”を意識しながら、理想の眉のシルエットをイメージしてみましょう。
目もとキリッ、でもナチュラル!眉&アイラインの描き方
初心者におすすめ!アイブロウのためのアイテムは?
アイブロウのためのアイテムは、アイブロウパウダー、アイブロウペンシル、マスカラの3種類があります。

ふんわりと色をのせていくアイブロウパウダーは優しく自然な雰囲気の眉を、細かい部分も調整できるアイブロウペンシルは繊細でリアルな眉を描くことができます。マスカラは髪色や気分にあわせて眉の色を変えられたり、汗や水で落ちにくいといったメリットがあります。
メイク初心者や眉メイクに不慣れで自信がない方には、アイブロウペンシルがおすすめ!毛を一本一本描き足すことができるアイブロウペンシルは、テクニックいらずで簡単、かつよりリアルな眉に仕上がります。アイブロウペンシルに慣れてきたら、次のステップとしてアイブロウパウダーやマスカラにもトライしてみましょう。
また、アイブロウのカラーは基本的には「自分の眉の色に近いカラー」を選ぶのがベター。地毛が黒の場合は、黒やグレー、濃いブラウンなどを選んでおくといいでしょう。ヘアカラーをしていて髪色が明るい場合は、「瞳の色と髪の色の中間色」を選ぶという手も。カラー選びに迷ったときは、瞳の色も参考にしてみてください。
即こなれる!眉のベストバランスとは?
眉を見切り発車で整えようとすると、左右のバランスが悪くなったり、必要な毛をカットしてしまったり、極端に細くなってしまったり……。第一印象を大きく左右する眉だからこそ、失敗しないためにも慎重に準備することが大切です。
眉の形を整える前に、まずは眉のベストバランスを確認しておきましょう。
■自然な眉のバランス

●眉頭の位置:目頭よりやや鼻筋側
●眉山の位置:目尻の周辺の上で、眉頭から見て眉全体の長さの3/4
●眉尻の高さ:眉頭と同じかやや上
●眉の太さ:黒目と同じくらい
●眉の濃さ:中央は濃く、眉頭はやや薄く、眉尻はやや薄く
ここで注意したいのが、眉の毛流れをきちんとブラッシングしてから確認すること。眉毛がボサボサで毛流れが乱れている状態では、眉の形もアンバランスになってしまいます。眉メイクの前には、しっかりとアイブロウ専用のスクリューブラシでブラッシングをしておきましょう。
■ブラッシングの方法

4か所にわけて、矢印の方向に向かって整えます。
アイブロウペンシルを使わない場合でも、ブラッシングで毛流れを整えるだけで、清潔感のある印象になります。朝、髪の寝ぐせを整えるのと同じように、眉毛のブラッシングも毎朝の習慣にするのがおすすめです。
また、スクリューブラシは“アイブロウのぼかし”にも使える便利なアイテム。ぜひ一本は持っておきたいですね。
■ブラッシングの仕上がり

△の眉は、ブラッシングをしていないか、毛流れを無視してブラッシングをしています。毛流れが整っている方(◎の眉)が、より清潔感のある印象に見えます。
きちんとブラッシングをしたうえで、「自然な眉のバランス」の範囲から大きくはみ出している毛がある場合は、眉毛カット用のハサミや毛抜きを使用して余分な毛を取り除き、眉の形を美しく整えましょう。
【How to アイブロウ】
今回は初心者におすすめのアイブロウペンシルを使った眉メイクの手順を紹介します。
眉メイクを行う際は、まずブラッシングをし、自分の眉の状態を把握しましょう。

(A)~(D)の4か所の中で、毛の足りない所を確認します。
毛流れをくずさずに、足りない所にアイブロウペンシルで一本ずつ毛を足すように描きます。眉頭はやや薄く、中央は濃く、眉尻はやや薄くというように、濃淡をつけると自然な仕上がりになります。濃くしたい所から描く方が失敗しにくく、おすすめです。

1眉中央(B)~(C)辺りに描き足します。

2眉尻(D)に描き足します。

3眉頭(A)に描き足します。
仕上がりイメージがこちら

《ここがポイント!》
・眉頭からではなく、眉の中央から描き始めよう!
・眉の両端(眉頭、眉尻)が濃くならないよう注意しよう!
【How to アイライン】
アイブロウとあわせて、ぜひ試してほしいのが「アイライン」です。アイラインは、目もとを引き締めて魅力的に見せることができるため、さらなる印象アップが叶います。また、自分の個性やセンスをアピールしたり、気分やファッションに合わせて変化を楽しむことができるアイテムのため、“+アイライン”でおしゃれの幅もぐっと広がるんです。
■アイライナーの種類
・ペンシルタイプ:線が柔らかいので、ナチュラルで柔らかい印象の仕上がりに
・リキッドタイプ:くっきりとした細いラインを描けるので、しっかりメイクにおすすめ
・ジェルタイプ:なめらかな描き心地で、ナチュラルに目もとを引き締める
アイライナーの色はブラック・ブラウン・グレーなどが定番。濃いブラックで強調したいか、ブラウンやグレーでナチュラルな印象に仕上げたいか、その日の気分や顔全体の印象から決めましょう。あまりアイラインを目立たせたくない、メイクがバレたくない場合は「自然な影になりすませるカラー」を選ぶといいですよ。
今回は、ナチュラルに目もとを引き締めてくれるジェルタイプのアイライナーを使った「アイラインの描き方」を紹介します。
1眉毛を上に持ち上げ、まつ毛の隙間を埋めるように描きます。
徐々に細くなるように、黒目の外側から切れ長の終わりまでを描きます。

2範囲や形を直したい場合は、綿棒などで修正しましょう。
仕上がりイメージがこちら

《ここがポイント!》
切れ長の終わりが最も細くなるように描きましょう!
印象をさらにアップデートするための“プラスワン”
目もとをキリッと引き締めたら、プラスワンとして肌にも意識を向けてみては?カラー下地やファンデーションを使って肌の色ムラを整えたり、コンシーラーで目の下のクマやくすみをカバーすることで、印象のさらなるアップデートが目指せるんです。目もとのメイクができたら、“プラスワン”としてファンデーションやカラー下地などもぜひ取り入れてみてください。
▼肌のお悩みや理想の肌に合わせた「カラー下地」の選び方・塗り方はコチラ
https://unlics.jp/blogs/column/vol002
また、日々のスキンケアで肌の状態を整えておくことも大事なポイントです。毎日の正しい洗顔、基本的なスキンケアをおろそかにしないようにしたいですね。
▼「vol.1 洗顔やスキンケアを見直そう」をチェック
https://unlics.jp/blogs/column/vol001
目もとをアップデートして「今日イケてる顔」に!
20代男性の4割以上が「今日イケてない」を実感
目もとは第一印象に大きな影響を与えることを紹介しましたが、実は自分自身のモチベーションにも関係しています。
花王株式会社 ビューティリサーチ&クリエーションセンターが、日々の自分の顔の変化に関する調査を行ったところ、20代男性の43.1%が「日によって今日はイケてる/イケてない」と変化を感じていることがわかりました。さらに、「今日イケてないと感じるパーツ」について聞いたところ、フェイスラインや頬、口もとを抑えて、目もとが最も多いという結果となりました。
■メイクをしていない自分の素顔を見て、日によって「今日イケてる/イケてない」と感じることはありますか?
※「ある」と回答した人の年代別割合

■「今日はイケてない」と感じるのは顔のどの部位ですか?
※複数回答

つまり、目もとは「相手からどう見えるか」だけでなく、自分自身のモチベーションを高めるうえで重要なパーツでもあるんです。
出かける前、鏡に映る自分の顔を見て、『今日の顔、イケてるかも!』
眉&アイメイクで、そんな前向きな気持ちになれる毎日を迎えたいですね。
まとめ ~ココだけは押さえたい!眉&アイメイクのチェックポイント~
- 眉の形やバランスで、第一印象が変わる
- 女性に比べて、メンズ眉の方が長く、幅が広い
- 眉メイクの前にブラッシングで毛流れを整えよう
- +アイラインで個性やセンスをアピール
- 肌にも意識を向けて、さらなるアップデートを目指そう
- 目もとをアップデートして、今日のモチベーションUP!
How toを参考に、さっそくアイブロウ・アイラインにトライしてみよう!
撮影・画像作成 花王BRCC