日やけ後の適切なアフターケアは?くすみ肌のメイクテクニックもご紹介
夏の日やけはメンズ肌にも大ダメージ!適切なアフターケアで、秋冬のキレイ肌に備えよう。くすみ肌のメイクテクニックもご紹介
夏の日やけ、そのまま放置していませんか?肌の色が黒くなるだけでなく、肌荒れや乾燥を進行させるなど、肌に大きなダメージを与えてしまいます。日やけ後にきちんとアフターケアをしないと、秋冬にシミや肌トラブルなどを引き起こしてしまう可能性も……。適切なアフターケアで、日やけによるダメージを次のシーズンに持ち越さないようにしましょう。
INDEX
紫外線が及ぼす肌への影響
紫外線を浴びた後、もしも強い赤みやほてりが生じたら?
アフターケアの具体的なステップを紹介!
肌のくすみが気になったときは、メイクにも頼ろう!
紫外線が及ぼす肌への影響
ちがうダメージを与える2種類の紫外線
肌に届く紫外線は「UV-A」と「UV-B」の2種類に分けられ、それぞれが肌にちがったダメージを与えます。
■UV-AとUV-Bの肌へのダメージ
UV-Aは肌の奥深い部分にまで届き、長時間浴びると、ハリや弾力が失われる原因になってしまいます。また、メラニンを作ったり、すでにできているメラニンを酸化させて黒くする作用もあるんです。雲やガラスを透過するため、くもりの日や室内にいる場合でも注意が必要です。
一方、UV-Bは表皮を中心にダメージを与え、肌に炎症を起こします。また、肌の色を黒くする作用もあります。肌が赤くヒリヒリする・ほてる・黒くなるなど、一般的に「夏の日やけ」と呼ばれる状態を引き起こすのが、このUV-Bなんです。メラニンが増えて黒くなった表皮は、約1カ月で新陳代謝によってはがれ、元の肌の色に戻りますが、くり返しUV-Bを浴びることで、シワやシミなどができるのを促進してしまいます。
なお、「SPF」はUV-B防止効果、「PA」はUV-A防止効果を示しています。日やけ止めや紫外線防止効果のある化粧品を選ぶ際に、ぜひチェックしてみましょう!
日やけをするのは夏だけ、じゃない!
紫外線への注意が必要なのは夏だけではありません。紫外線量は、春先から急に増え始め、5~6月にはUV-Aは真夏とほぼ同じ程度、UV-Bは真夏の8割程度の量になります。9月からはUV-A、UV-Bとも大きく減少しますが、UV-Aは冬でも夏の半分程度の量はあります。
データ参照元:花王スキンケアナビ「紫外線の影響」
紫外線を浴びると生成されるシミのもと「メラニン」は、通常、肌のターンオーバーによって外に排出されます。しかし長期間、紫外線を浴び続けるとメラニンが過剰に作られ、蓄積するようになります。これがシミの原因になるんです。
一年を通して紫外線防御対策をすることはもちろん、紫外線を浴びたら、シミ・ソバカス予防や保湿などのアフターケアをきちんとすることが大切です。
紫外線を浴びた後、もしも強い赤みやほてりが生じたら?
冷やすのが先決!
強いほてりや赤みを伴う日やけは一種のやけどのようなものです。肌のほてりがあって赤いうちは、水などで冷やしましょう。ほてりやヒリつきを感じるときは、通常のスキンケアを一旦ストップしましょう。
日やけによる炎症がひどい場合は、外用薬を使っての治療が必要なので、自分でなんとかしようとせず、皮膚科専門医に早めに診てもらうことが重要です。赤みなどが十分に治まったことを確認できてから、しっかりと保湿ケアをするようにしましょう。
秋のおすすめケア方法
9月頃は夏に浴びた紫外線の影響が出やすく、肌の色は暗く、乾燥によるくすみやゴワつきも気になるシーズン。肌の水分量も少しずつ減少し始めます。10月になると、不要な古い角質が残ったり、肌がゴワついた状態が続いたりすることがあります。肌の水分量もさらに減少し、肌の乾燥が起きやすくなります。
ゴワつきの原因となる不要な古い角層を、ふき取り化粧水や洗顔などで除去するケアが大切です。また、シミ予防ができるスキンケアアイテムを使って、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐケアも行いましょう。水分量の減少を補うため、いつも以上の保湿ケアも必要です。普段、化粧水しか使っていない場合は、美容液や乳液をプラスしたワンランク上の保湿ケアにトライしてみましょう。
アフターケアの具体的なステップを紹介!
保湿したいときに、ぜひプラスしてほしいのが、美容液や乳液・クリームです。美容液の役割は「特定の肌悩みに働きかけて集中ケアする」こと。乳液・クリームの主な役割は「肌の水分蒸発を防ぎ、なめらかに整える」こと。
具体的なステップは「化粧水→美容液→乳液またはクリーム」です。
紫外線を浴びた後の肌には、「シミ予防効果のある薬用美容液(*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ)+乳液またはクリーム」の組み合わせが特におすすめです。ここでは、美容液の塗り方を詳しく解説していきます。
【How to 美容液~シミ予防*編~】
*メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
1美容液を手に取り、皮膚を引っ張らないようにやさしく、頬・額・フェイスラインに塗っていきます。
2目まわり、鼻まわり、口まわりなど、塗りにくいところも丁寧になじませましょう。
3シミを防ぎたい部分には、特によくなじませましょう。角層にうるおいを巡らせるようなイメージで、頬骨の上あたりを中指・薬指の腹で軽くすべらせるようになじませます。
4首筋にもなじませます。
5最後に、額・あご・フェイスラインを包み込むように、手のひらでやさしく押さえてハンドプレスをします。
美容液がしっかりと肌になじんだのを感じたら、乳液・クリームのステップへ進みましょう。いくつものステップを重ねることが面倒に感じる方は、美容液+乳液の役割を1本であわせもつ便利なスキンケアアイテムを選ぶのもおすすめですよ。
肌のくすみが気になったときは、メイクにも頼ろう!
くすみ肌には透明感を高めるブルーがおすすめ
夏の日やけの影響で、秋は肌のメラニン量が多く、肌のトーンが暗くなりがちです。
- ※
測定部位:頬部/2014~2015年/花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター調査/全国の店頭肌測定器カネボウビューティアナライザーでの肌測定データの各月の平均値/年間延べ100万件以上
日やけ後のアフターケアをしっかりと心がけることはもちろん、どうしても肌の暗いトーンが気になるときは、メイクにも頼りましょう!くすみを飛ばして透明感を高めたいときは、ブルーのカラー下地をつけるのがおすすめです。
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暗いトーンの肌を、透き通る陶器のような肌印象へアップデート!
▼カラー下地の塗り方やカラー選びについては、下記コラムをチェック!
vol.2 メイクで肌悩みをカバーしよう
https://unlics.jp/blogs/column/vol002
顔と首の色がちがう!そんなときは「ボディ用ファンデ」
日やけ肌のメイクで気を付けたいのが、顔と首との色の差です。カラー下地で、せっかく肌の明るさをアップデートできても、首と色の差がちがいすぎると、“白浮き”して逆に悪目立ちしてしまうことも……。
そうならないように、日やけした後の暗いネックゾーンにはボディ用ファンデーションをプラスしてみましょう。ボディ用ファンデーションなら、メイク後の顔と首との色の差を抑え、隙のないフォトジェニックな印象が叶います。ここでは、『アンリクス フォトジェニックウェア』の使用方法をご紹介します。
【How to ボディ用ファンデ】
1スポンジを水で濡らし軽く絞った後、表面を溶かすようになでてパウダーを取ります。
2濡らしたスポンジでパウダーの表面を溶かすように、水がしたたらない強さで3周分ほど取ります。※指に力を入れすぎないように注意しましょう。
3左右片方ずつ塗っていきます。
4耳の下~首の前、そのまま首の後ろまでなじませます。きれいになじむまで2~3回往復します。
5首が仕上がったら、鎖骨まで伸ばした剤をなじませていきます。
6反対側も同様に仕上げ、左右の境界線をなじませるように整え、首の後ろも確認したら完成です。
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顔の白浮きを防ぎ、首元まで明るくトーンアップ
ボディ用ファンデーションは首だけでなく、腕・手の甲・指先にも使えます。顔、ボディの両方をメイクすれば、トーンアップにぬかりなし!暗く、色むらがでやすい日やけ肌にこそ、ぜひ活用したいアイテムです。
なかには、『顔用ファンデーションをネックゾーンまで塗ればいいんじゃないの?』と疑問に思う方もいるかもしれませんが、顔用とボディ用は、それぞれ塗る場所にあわせて設計されているので、機能や塗り心地が異なります。そのため、顔用ファンデーションをボディに塗り広げるのではなく、首や腕にはボディ用ファンデーションを使うようにしましょう!
肌トラブルを抱えているときはメイクNG
もし日やけによるヒリつきやほてりを感じるときは、メイクをしないようにしましょう。無理にメイクをすることで、症状が悪化してしまう場合があります。まずは肌トラブルの改善を優先することが大切です。症状がしっかりと落ち着いてから、メイクするようにしてくださいね。
まとめ ~ココだけは押さえたい!日やけアフターケアのチェックポイント~
- 紫外線はUV-A・UV-Bの2種類があり、一年を通して紫外線防御対策が必須
- 秋の肌は、乾燥により肌がくすんだり、ゴワつく傾向に
- 日やけ後は、美容液や乳液・クリームでしっかりとケアすることが大切
- 肌のくすみにはブルーのカラー下地がおすすめ
- 顔と首との色の差は、ボディ用ファンデで解決
紫外線によるダメージを次のシーズンに持ち越さないために、より重点的なスキンケアを心がけましょう!